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残業しないと生活できない!そんなクソみたいな現状の変え方まとめ

残業が当たり前となっている日本の働き方は、多くの人にとって深刻な問題です。

特に「残業しないと生活が成り立たない」と感じている人々にとって、日常的なストレスや体調の悪化が大きな負担となります。

この記事では、残業に依存した生活の問題点と、その改善策について詳しく解説します。

私自身は、総支給が13万円と生活が厳しい時期もありましたが、色々な努力をして、今は残業が0でも十分に生活が成り立つような仕事の仕方を実現しています。

その経験からも、参考になる情報を提供できると考えています。

残業しないと生活できない理由とは?

基本給が低すぎる

多くの人が「残業しないと生活できない」と感じる最大の理由は、基本給が十分に高くないためです。

日本の多くの企業では、基本給が抑えられ、残業手当を含めることでようやく生活が成り立つというケースが少なくありません。

– 低賃金構造: 特に中小企業や一部の業界では、基本給が生活費を賄うのに十分ではない場合があります。残業を前提にして収入を補填する働き方が常態化しているのが現実です。

– 昇給率の低さ: 昇給のペースが遅く、長期間にわたって給与が低いままであると、生活水準を上げるのが難しくなります。これが原因で、残業が常態化し、抜け出せない状況が生まれます。

生活コストの増加

生活コストの上昇も、残業なしでは生活が成り立たない理由の一つです。

家賃や食費、光熱費などの基本的な生活費が増加している中、給与がそれに追いついていない状況があります。

– 家賃の高騰: 特に都市部では、家賃が高く、基本給だけでは十分な住居費を賄えないことが多いです。このため、残業手当を生活費に充てる必要が出てきます。

– 物価の上昇: 食費や日用品の価格が年々上昇していることも、収入の実質的な減少に繋がっています。給与が物価の上昇に追いつかないため、残業しなければ生活できないという悪循環に陥るのです。

給料が上がらない

今の日本では、給料が上がらないのがデフォルトで、月の給料が5000円上がれば上等。。。なんてことも言われる時代です。

そのため、何年も働いているのに、新卒と変わらない給料を提示されている人もいるのではないでしょうか。

一方で、年齢を重ねれば結婚する人も子育てが始まる人もいる。

この状況では、
「少しでも残業で収入を上げたい」
と考える人がいるのも不思議ではありません。

仕事の負荷が高すぎる

多くの企業では、一人当たりの仕事量が増えすぎていることも、残業を余儀なくされる原因の一つです。

人員不足や効率の悪さが原因で、定時内に仕事を終わらせるのが難しくなっているケースが増えています。

こちらは、個人の生活の問題というよりは会社の問題でもありますが、結果として残業が多くなるという状況そのものは変わりません。

– 人手不足: 人手が足りないため、1人あたりの業務負担が大きく、定時内に全ての仕事を終わらせるのが難しい現場が多く存在します。これが結果として、残業をせざるを得ない状況を生んでいます。

– 無駄な会議や報告書作成: 効率の悪い業務フローや無駄な会議などが定時内に多く行われていると、実際の仕事に充てる時間が減少し、残業をしなければならない状況が生まれます。

生活残業に伴うリスク

昇格の可能性が減る

生活残業の最も大きなリスクは
「今後の会社での出世の可能性がなくなる」
という点です。

生活残業をしている人は、基本的に
「残業しているけど、出せる成果は残業をしていないときと変わらない」
という状況にあります。

そうなると、会社としては同じ成果で高い給料を支払っていることになります。

結果、
「これ以上給料を上げると、よっぽど成果を上げてくれないと赤字になる」
と判断して、給料を上げることに躊躇します。

管理職など手当が付くような昇格の場合は、もっと難しいでしょう。

また、上の人から見ていると
「この人は生活残業をしている」
ということは察しが付きます。

結果としてコスト意識の低さや、自己中心的な性格であると判断され、出世が難しくなります。

そのため、給料が上がらないという悪循環に陥ります。

職場環境が悪くなる

出世できないことにもつながってきますが、職場環境も居心地が悪いものになる可能性があります。

同僚が生活残業をたくさんして、結果残業代を多くもらっている。

この状況をよく思わない同僚がいるのは想像に固くないでしょう。

更にその人の人件費が膨らんでチームの成績も低く評価されれば?

周りは敵だらけになるでしょう。

加えて、出世しないということは、上司が後輩になったりもしてきます。

こうなると会社での居心地が段々と悪いものになっていく人が多いのが現実でしょう。

健康リスク

残業を続けることによる健康リスクは非常に大きいです。

特に、過度な残業が原因で、慢性的な疲労や睡眠不足を引き起こし、体調不良や病気の原因となります。

– 過労死のリスク: 日本では過労死という言葉があるように、過度な労働が死に至るケースもあります。過労死の原因は、長時間労働による心臓疾患や脳卒中が主な要因です。

– メンタルヘルスの悪化: 長時間労働によってメンタルヘルスも悪化します。うつ病や不安障害など、精神的な疾患にかかるリスクが高まります。

経済リスク

一見すると、残業をすることで収入が増えて経済的に安定しているように感じるかもしれません。

しかし、生活残業に依存する働き方には長期的な経済リスクがあります。

– 昇給が期待できない: 残業に依存することで、会社側も基本給を上げる必要性を感じないため、昇給が期待できない状況が続きます。結果として、残業し続けるしかなく、経済的な成長が阻まれます。

– 貯蓄ができない: 残業代を生活費に使っていると、将来のための貯蓄が難しくなるというリスクがあります。突然の病気やリストラに備える余裕がなく、経済的なリスクが高まります。

家族やプライベートの時間が犠牲に

長時間残業を続けることで、家族との時間や自分自身のプライベートな時間が失われます

これにより、人間関係に亀裂が生じることがあります。

– 家庭内不和: 家族との時間が減少することで、家庭内でのコミュニケーション不足が問題となり、関係が悪化することがあります。

– 趣味やリラックスの時間が取れない: 仕事以外の時間がほとんど残らないため、リフレッシュする機会が失われ、ストレスが溜まりやすくなります

残業に依存しない生活を実現するための対策

給与交渉や転職を検討する

まず、基本給を上げるための努力が必要です。現在の職場での給与が不十分であれば、給与交渉や昇給を積極的に申し出ることが有効です。

ちなみに私自身も多くの転職をしてきており、多いときは年収で100万円以上のアップを叶えています。

加えて、給与交渉も成功しており、そちらも100万円近くアップしています。

– 給与交渉: 上司に対して、自分のスキルや実績をアピールし、昇給の可能性について話し合いを行うことは有効です。また、残業を減らしても生活できるように、基本給の見直しを提案することが大切です。

– 転職を考える: もし現在の職場で給与交渉が難しい場合や、昇給が見込めない場合は、転職を視野に入れることも選択肢です。より良い条件の企業を見つけ、残業なしでも生活できるような職場環境を探すことが、長期的な解決策となります。

給与交渉テクニック

ちょっとした小ネタになりますが、給与交渉にはテクニックがあります。

それは、評価面談などの人事考課のタイミングで
・自分の今の仕事ブリで、平均的な給料はどのくらいか(会社の相場リサーチ)
・何をすれば給料が上げられるのかを聞いてみる
という方法です。

どちらも試しましたが、ハードルの低さは1つ目の方法です。

平均的な給料を聞くことは、別に恥ずかしいことではないです。

更に、それを聞くことで上司側もその金額と自分の働きを客観的に見る機会になります。

これまで、薄々感じていたとしても、直接聞かれることで上げざるを得ない状況に追い込むことが可能です。
(もちろん、それなりに活躍していることが前提にはなりますが)

家計の見直しと節約

次に、生活コストを見直すことも重要です。無駄な支出を減らし、効率的に生活費を管理することで、残業に依存しない生活を実現することができます。

– 固定費の削減: 家賃や通信費、保険などの固定費を見直し、節約できる部分がないか検討します。特に高額な家賃を支払っている場合、より安い住居に引っ越すことで大きな節約が可能です。
– 無駄な出費を減らす: 日常生活の中で、不要なものにお金を使っていないかチェックしましょう。外食や娯楽費など、見直せる出費を削減することが、生活を安定させる第一歩です。

副業での収入を増やす

残業に頼らない生活を目指すためには、副業を始めて収入の柱を増やすことも有効な手段です。副業を行うことで、残業が減っても生活費を賄うことが可能になります。

– スキルを活かした副業: 例えば、プログラミングやデザイン、ライティングなど、現在の仕事で培ったスキルを活かして副業を始めることができます。自分の時間を有効に使い、収入を増やすことができます。
– オンラインビジネスや投資: 最近では、ブログ運営やYouTubeチャンネル、投資など、オンラインを活用した副業も増えています。少しずつ収入の柱を増やして、残業に依存しない生活を目指しましょう。

働き方の見直し

働き方自体を見直すことも、残業に頼らない生活を実現するために不可欠です。効率的に仕事を進めることで、残業なしで成果を上げることが可能です。

– 時間管理の徹底: 効果的に時間を管理し、無駄な業務を減らすことで、残業をしなくても十分な仕事量をこなすことが可能です。ツールを活用したスケジュール管理や、タスクの優先順位を明確にすることが重要です。
– リモートワークやフレックス制度の活用: リモートワークやフレックス制度を活用することで、仕事の効率を上げ、残業を減らすことができます。自分に合った働き方を選択することが、長期的な生活の質向上に繋がります。

まとめ: 残業に依存しない生活を目指して

残業しないと生活できないという現実は、多くの人が直面している深刻な問題です。

しかし、給与交渉や転職、家計の見直し、副業の活用など、さまざまなアプローチを取ることで、残業に依存しない生活を実現することができます。

効率的に働きながら、自分の時間と生活を守り、より豊かな人生を送るために、今できる対策を始めてみましょう。

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